コラム

column

2025/01/19

世界初の歯周病機械 ブルーラジカル(2)

 

 

 

今回はブルーラジカル第2弾です。

 

まずは、来月2月中には当院に納品可能だとメーカーから連絡がありました!

待ち遠しいです。

 

最近はテレビでは取り上げられていませんが、歯科界では盛り上がっていると思います。

何故かというと、私が講習会に行った昨年8月は定員10名で行なっていましたが、

少し前の講習会では100名の定員で行なっていると・・・それがずいぶん先まで満員で講習会に参加したくてもできない状態と聞きました。

 

 

ところで、ブルーラジカルはどのような機械なのか?と言う質問が患者さんからよく聞きます。

その説明をします。

 

歯のクリーニングの時に使うキーンと高い音の機械を知りませんか?

超音波洗浄ができる機械です。

この機械は水を出しながら先の細い金属チップが超音波振動をして歯石やプラークなどの汚れ弾いて取る機械です。

ブルーラジカルは、同じような機械ですが水が出るのではなく過酸化水素を出しながらそこに青色可視光の光を当てながら超音波振動をする機械です。

 

まさにブルーラジカルの肝はこの過酸化水素と青色可視光です。

過酸化水素に青色可視光である405nmの波長の光を当てることで光分解反応が引起こります。

それにより活性酸素の一種のヒドロキシルラジカルが発生します。

 

ヒドロキシルラジカルは反応性が高く、酸化力あるため非常に高い殺菌作用がありそれにより歯周病菌を殺菌します。

ラジカル殺菌では1、バイオフィルム内部の殺菌が可能 2、殺菌力のコントロールが可能 3、薬剤耐性菌ができない 4、安全性の確保ができる という4つの特徴があります。

これらの特徴は国の治験を受けて全て実証されています。

 

次回は実際の治療の流れをご紹介します。

実際に私もデモ機で体験しましたので、その感想もお伝えします。

 

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