治療した金属の寿命
たまに「治療したらこの銀歯はどのくらいもちますか」と聞かれることがあります。
実際には、歯の使い方や口の中の環境などによって大きく差が出ます。
ただ、経験からくる勘などで5年くらい持てば良いですね〜なんて言うと、
本当に5年後くらいに先生が言ってた5年でダメになったねと言われることがあります。
このケースは患者さんも無理を承知でなんとか残した歯だったので納得の5年でした。
実際に岡山大学の研究によれば
歯の治療の被せ物や詰め物の寿命は
□ レジン(保険でできる白い詰め物)が5.2年
□ インレー(銀の詰め物)が5.4年
□ クラウン(銀の被せ物)が7.1年
□ ブリッジが8年
ただ、開業して10年過ぎましたが私の経験からすると、もうちょっと寿命は長い気がします。
10年がひと区切りで、10年目に若干数の再治療があったと実感してます。
それ以前はゼロとは言いませんが、再治療はほとんど無かった記憶してます。
前の記事 : スピード治療の落とし穴
次の記事 : コンプレックスに多い「すきっ歯」の4つの治療法