ラミネートベニアとデジタルデバイス
今回はいま流行りの?ラミネートベニアです。
長く通っていただいている患者さんに2〜3ヶ月間かけて私が説得されました 汗
当院では健康で綺麗な歯を削ってまで審美治療することはほとんどしませんが、今回は患者さんの粘り勝ですね・・・私が説得されたかたちです。
最近、芸能人や著名人、スポーツ選手が審美治療、セラミック治療したことをYouTubeやInstagramなどでアップしているらしく今までよりラミネートベニアの相談が多い気がします。
相談者の方に話を聞くと、ラミネートベニアはセラミッククラウンより歯を削る量が少なくリスクが低いという認識のようです。(この内容は今回深掘りしませんが、メリット・デメリットがあります)
今回の患者さんは 歯を白くしたい、歯の表面の凸凹を治したい・・・
これが希望でした。
折角、健康な歯をわざわざラミネートベニアにするのであればと
なるべく良くなるよに提案をさせていただきました。
術前
歯並びも良く、虫歯のない歯です。
ただ前歯の中心部が凸凹していることと、ホワイトニングをしてもこれくらいまでしか白くならないのです。
肌の白い方なので、この白さだと歯が白いという印象が持てないです。
また、歯冠長(歯の長さ)が若干短いことも指摘させてもらいました。
術中
歯のバランスを良くするために、歯肉をカットして歯の長さを出しました。
術中
ラミネートベニアは歯の表面を0.3〜0.4㎜を削ります。
今回は近年歯科で普及してきている、口腔内スキャナーを使って型を取ります。
上顎のスキャナー画像
下顎のスキャナー画像
咬んだ状態のスキャナー画像
昔からスキャナーはありましたが、近年の技術の進化はものすごいものがあり今後の歯科業界で主流になることは間違いないと思われます。
というわけで、今回は通常の型を取るところをスキャンニングしています。
治療法 ラミネートベニア
通院回数(通院期間) 2回 (2週間)
治療本数 6本
治療費 ラミネートベニア1本 121,000円(税込)× 6本
歯肉処置 1本5,500円(税込)× 8本(下顎の前歯4本も処置しました)
処置費 5,500円(税込)
合計 775,500円(税込)
デンタル サロン モナでは昨年からスキャナーとミリングマシーン(セラミックを削り出す機械)を
導入して今までよりスピーディーな治療にも対応できるようにしました。
今後は従来だと通院2回の2週間かかっていたセラミック治療がスキャナーとミリングマシーンで通院回数1回の数時間で治療を終わらせることが可能になります。
今回の治療は本音を言うとあまり乗り気じゃなかったのですが、終わってみると患者さんからはとても満足してもらえました。
患者さんの喜んでいる顔をみていると歯の健康を保つ治療と歯を綺麗にする治療のバランスの取れた治療方針はまだまだ奥が深いと感じます。
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