コラム

column

最後はこだわっちゃいました 続

 

前回の続きです。

今回のセラミックは患者さんの希望で白めの歯を入れています。

そのため、むかって右側の犬歯の色がどうしても浮いてしまったためラミネートベニアをすることになりました。

 

 

1回目 術後

 

 

お分かりでしょうか?

この右側の犬歯はホワイトニングでもあまり白くならず、写真ではわかりにくいのですが表面の部分的に樹脂が貼り付けてあるのです。

そのためラミネートベニアは歯の表面を0.2〜0.3㎜削るのですが、今回は表面の樹脂もキレイに削り取るため通常より削る量が多かったです。

 

 

わかりにくいので

横からの写真です

 

2回目 術後

 

 

治療法 セラミック治療、ホワイトニング、歯肉の形成

治療本数 7本

治療期間 約2ヶ月

治療費 パーフェクトホワイトニング 49,500円(税込)

    オールセラミック 132,000円(税込)×6本=792,000円(税込)

    ラミネートベニア 110,000円(税込)×1本=110,000円(税込)

    仮歯 2,200円(税込)×6本=13,200円(税込)

    歯肉形成 5,500円(税込)×4箇所=22,000円(税込)

    合計 986,700円(税込)

    

 

ラミネートベニアは表面を0.2〜0.3㎜削り、コンタクトレンズのように薄いセラミックを貼り付ける治療法です。

そのため、大幅な歯の形を変更したり歯の角度を変えたりすることはできませんが、つなぎ目の無いセラミックが一枚表面に張り付きますので審美性は格段に良くなります。

被せる方法と違い、咬み合わせや歯並び、部位などのにより適応の制限があります。

ラミネートベニアは割れたり取れたりが多い治療、適応を見極めるのが難しい治療と思われがちで、嫌煙する歯医者が多いと聞きますが、私は得意な治療の一つとして開業時から多くの患者さんに治療しています。

また。割れたり取れたりといったことも極めて少ないです。

 

今回の患者さんは初診時には小さい歯がご希望で自分の歯はなるべく削りたくないとのことでしたが、治療が進むにつれ少しずつ患者さんの心の変化が起き結局はこだわって治療することになりました。

審美治療を専門的に行う私としても、こだわりや審美眼の厳しい患者さんの治療はちょっとした歯肉の形や歯の形にも共感してもらえ楽しくまた緊張感を持って治療ができます。

前の記事 :
次の記事 :

一覧に戻る