コラム

column

ラミネートベニアって流行ってるんですか?

 

 

 

今回は30代男性の症例です。

ラミネートベニア希望で来院されました。

とにかく2023年、2024年はラミネートベニア希望の患者さんが多かったです。

人に聞くと、韓国ですごく流行っているとか、YouTubeで芸能人がラミネートベニアの治療を受けたと流しているなどが影響しているのでは?と・・・

どうなんですかね・・・

 

たまたまですが、今度の週末にラミネートベニアの勉強会で東京に行きます。

何か良い情報があればコラムにあげたいと思いますが、

ラミネートベニアは結構古い治療法で理論や技術は確立されていますから材料などの紹介じゃないかと予想しています。

 

では、ラミネートベニアの出来上がりの違いはどうして起こるのか?

私が考えるに2つの理由があると思います。

 

①、術者である歯医者の力量とセンス

担当する歯医者が患者さんの希望をどこまで共感して理解できるか

それらができた上で審美治療のプロとしてどのような提案ができるか

またそれを作り手である歯科技工士にわかりやすく伝えることができるかです。

 

②、実際にラミネートベニアを作る歯科技工士の技術

担当の歯医者がどんなに理解できて良い提案ができても、作り手がそれを再現できなければ

ラミネートベニアは成功しません。

色、形、透明感などラミネートベニアだけでなくセラミック治療を成功させるためには多くの条件をクリアしないと成功しません。

最後の出来上がりは歯科技工士に全て左右されます。

以前のコラムにも書きましたが、審美治療・セラミック治療の成功の8割を歯科技工士の技術にかかっているのです。

 

 

今回の患者さんです。

 

 

術前

 

 

 

術後

 

 

 

治療法 ラミネートベニア、ホワイトニング、オールセラミック

治療期間 約1ヶ月

治療費 パーフェクトホワイトニング 51,700円(税込)

    ラミネートベニア1本 121,000円(税込)×6本=726,000円(税込)

    オールセラミック1本 143,000円(税込)

    合計 920,700円(税込)

 

 

 

 

 

 

歯並びはほとんど変更がないため、オーソドックスな治療法を行いました。

ラミネートベニアを行う歯に虫歯があれば治療をします。

その後、麻酔をした状態で治療の歯の表面を0.3〜0.5㎜削ります。

この削る量は患者さんの希望や歯の向き、形により変わります。

削ったら型を取り、10〜14日程の制作時間をいただきます。

ラミネートベニアが出来上がる日に来院していただき、

歯に1枚ずつ丁寧に貼り付けて治療は終了です。

これが従来のラミネートベニアの流れです。

 

最近では、全く歯を削ることなく透明度が高く厚みの薄いラミネートベニアを張り付ける方法もあります。

この方法は歯を削らないため、歯に対する侵襲が無く、削らないためイヤになったら剥がせば良いというメリットがありますが、

反面、デメリットとして少し歯の厚みがでる、ラミネートベニアが剥がれやすいという欠点があります。

 

 

今回の患者さんはと言うと、ラミネートベニアは付けた自分を鏡で見て

小さく「うぉ〜!!」と、

喜びの歓喜をあげていました。

喜んでいただき良かったです。

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