コラム

column

矮小歯(小さい歯)の2つの治療法

 

 

 

今回は2名の患者さんを紹介します。

お二人とも20代の女性です。

矮小歯(普通より小さい歯)の治療を希望して来院しました。

違いは一人はダイレクトボンディングを、もう一人はラミネートベニアをご希望されました。

 

 

ダイレクトボンディングで治療したケース

 

術前(ダイレクトボンディング)

 

 

術後(ダイレクトボンディング)

 

治療法 ダイレクトボンディング

治療期間 1日(初診日に即日)

治療費 ダイレクトボンディング1本 27,500円(税込)×2本=55,000円(税込)

 

 

 

ラミネートベニアのケース

 

術前(ラミネートベニア)

 

 

術後(ラミネートベニア)

 

治療法 ラミネートベニア

治療期間 10日間(通院2回)

治療費 ラミネートベニア1本 121,000円(税込)×2本=242,000円(税込)

 

 

ダイレクトボンディング        ラミネートベニア

 

 

どちらの患者さんもとても喜んでもらえ「治療して良かった!」と言ってもらえました。

 

 

いかがですか?

 

そもそもダイレクトボンディングは素材が樹脂で、

ラミネートベニアは素材がセラミックですから

素材の持つ力が大きく違うのですが、

治療期間、治療費を見るとダイレクトボンディングがとても魅力的ですよね。

また、治療法も全く歯を削ることがありません。

 

術後の出来上がりの写真はどのように感じますか?

 

実際にはラミネートベニアの方が表面はよりツルッと滑沢な面に仕上がっていまいす。

またラミネートベニアの素材はセラミックですので、経年的な劣化がとても少ないです。

どちらも良い面があります。

 

悪い面はと言うと、

ダイレクトボンディングは年数が経つと表面がさらにくすんだ感じになります。

一方、ラミネートベニア(セラミック)はそういう経年的な劣化はほとんどありませんが

最初の治療時に歯の状況に応じて歯を削って治療します。

※ 今回のラミネートベニアの患者さんの場合はほとんど削らず治療しています。

 

では、

患者さんから一番質問されることは・・・

「先生ならどちらが良いですか?」「先生のおすすめは?」です。

 

難しい質問です。

歯の状況などで変わると思うのですが、

私なら質をとってラミネートベニアを選びます・・・

 

が、

予算や治療期間、出来上がりのクオリティや術後の予後など総合的に考えて

自分の希望に合致する治療を選んでください。

当然、カウンセリングで来院していただければ一緒に相談して治療を決めることもできます。

一様にラミネートベニアが一番良い治療ではありません。

答えは2つしか無いわけでもないと思います。

もし、悩んでいたり興味があるのであれば気軽にカウンセリングで来院していただくことが

悩みの改善には一番近道だと思いますよ。

 

 

 

 

前の記事 :
次の記事 :

一覧に戻る