コラム

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残念な審美治療の現状

審美治療の専門医とは何でしょう。

 

矯正のようにちゃんとした科が大学にあり、専門医として認知されていればわかりやすいのですが、残念なことに審美治療はセラミックの被せ物やホワイトニングができれば経験や審美眼、技術のない歯医者でもできる治療です!

私のところには毎年多くの方が審美治療の相談にきます。

その中でも、今通っている歯医者に対して審美治療をこのまま任せて良いのか悩んでいる方もかなりの割合でいます。

その先生のことは信用しているのだけど、審美治療の話になると自信がない感じを受けるとのことです。

実はその自信のない感じは正解なのです。

現に同業者である先輩歯医者や同級生、後輩から審美治療の進め方やテクニックを尋ねられます。

それでも解らない、できないのが審美治療なのです。

1本だけの前歯のセラミック治療をして、その治療した歯の色は周りの歯に調和して自然な仕上がりですか?

ホワイトニングは審美治療や虫歯治療の前に行うのですか?後に行うのですか?

このような簡単なことが解らない、知らないまま治療をしている一般歯科の歯医者さんが多いのが現状です。

 

加えて、セラミックの被せ物は歯医者であれば誰でもできると言いましたが、それは銀歯を主に作る技工士が作るのか、セラミックを専門に扱う技工士(セラミスト)が作るのかで、歯に被せた時の完成度に天と地の差が出るのです。

図8

 

また歯科業界では歯科医院に技工士を雇っている場合、切磋琢磨することがない環境で勉強することを怠ることにより、医院で雇われている技工士は技術が低いと言われています。

医院に技工士がいるメリットもあるのですが、審美治療においては

技術が低いことは最も致命的です。

図9

感動する審美治療をするには歯医者の技術力とマネジメント能力が50%、

残り50%は技工士の再現能力と技術力が不可欠なのです。

そのことに気付いていないか、気付いていても目を向けない歯医者に患者さんが満足する

審美治療はできないと断言できます。

当院の技工士:中村 繁己

 

審美治療とはどのような治療のことを言うのでしょう。

例えばホワイトニングも審美治療の範囲なのですが、別ジャンルのように取り扱われていますよね。

審美治療は読んで字のごとく、歯をキレイに見せる治療です。図10

治療跡のない健康的な歯を白くしたいときは、ホワイトニングですし虫歯で歯の神経が死んでしまって、

歯が黒ずんでいるときはセラミックを被せます。

 

鏡で自分の口元を見るのが嫌いな皆さん。

写真を撮る時に、大きい口で笑えないあなた。

悩みを先送りしないで信頼のできる審美治療の専門家に相談するべきです。

毎日使う歯について悩みが尽きないですよね。図11

虫歯一つない健康な状態の方でさえも、歯周病予防のために定期的なメンテナンスは必要です。

歯の悩みの中でも、外見に関わってくる前歯の色や歯並び、前歯の虫歯、笑うと見える銀歯は対人関係に

影響するほどの悩みになることもあります。

 

 

そういう方たちは決まって

「鏡を見るだけでも自分が恥ずかしい」図12

「人にどのように思われているが気になる」

「歯が白い人や歯並びがキレイな人が羨ましい」

「写真を撮るときの笑顔が不自然になる、口の中が写らないように笑う」

と訴えます。

そのような方が数ヶ月で自信を取り戻すのを何度も目の当たりにしています。

前歯にセラミックを被せた瞬間、

「えぇー」

「うそみたい!」図13

「うぁー」

と感動する姿を何度も体験しています。

その後も、友達から羨ましがられた、職場でキレイな歯だねと言われた、など喜びの声を多数いただきます。

 

 

悩んでいる時間より、キレイな歯でいる時間を長くするには、今すぐ行動することが重要です。

笑った時の銀歯が、白い歯にかわったとき

歯並びがキレイになったとき

歯が白くなったとき

自分のそれまでのストレスがどんなに少なくなるか想像してみて下さい。

きっと気分は明るくなり、幸せな気持ちになることでしょう。

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