コラム

column

セラミック治療の流れ

 

 

 

日々、審美で悩んでいる患者さんと相談して、悩みに対して提案して、その治療計画を立ててます。

今日は審美治療の中でもセラミック治療の一般的な流れをお伝えします。

 

初診ではほとんどの方がまずは相談のみで来院します。初回の相談は患者さんの悩みと要望をしっかり聞くことが一番重要だと思っています。それに合わせて最適と思われる治療を提案し概ね治療回数が何回で終了するかもお伝えします。

当院では基本的に虫歯が無く健康な歯を削ってセラミックを被せる治療はお勧めしていません。できる限り自然な状態を維持して審美治療を行うことに心がけています。短期間で治るセラミック治療、セラミック矯正などは治療に通うことが面倒な患者さんからしたら魅力的に感じるかもしれませんが、長い将来を考えるとその患者さんにとって不利なことが多すぎると思っています。このような思いから、前歯だけの部分矯正を短期間だけ交えたセラミック治療も提案することが多いです。また治療中もできる限り審美性を損なわずストレスなく治療が進行していくことも審美治療、セラミック治療を行う上では重要です。

 

※今回は一般的なセラミック治療の流れをお伝えしますので部分矯正を交えた治療の流れはまたの機会にお伝えします。

 

 

術前(変色歯)

術後

 

 

当院でセラミック治療を希望する患者さんの多くは症例を見ていただくと気づくと思いますが、ほとんどが以前の治療の被せ直しか神経が無く変色した歯の治療です。

 

また、その中の多くの患者さんがホワイトニングも希望します。

 

STEP1  必ず第一にホワイトニングを行います。歯が割れている、歯が痛いなど症状がない場合はご自身が納得する歯の白さまでホワイトニングをしていただきます。

 

STEP2  歯が白くなったら、仮歯を入れる。全てのステップに意味があり重要なのですが、仮歯は患者さんが思っている以上に私と技工士にとって重要なポイントです。患者さんによってはこのステップで一番時間をかけます。

 

STEP 3  技工士が立会のもと色合わせと型取りです。歯の形や色など最終的に患者さんの要望を確認してセラミックを作製するための型取りなどを行います。

 

STEP4  セラミックを付けます。実際に自分の歯が仮歯からセラミックに置き換わります。接着する前に仕上がり確認を患者さんご本人の目と私のプロとしての目で厳しくチェックして問題がなければ接着します。当然ですが、問題があれば修正や作り直しなどをします。

 

 

 

 

1〜4のSTEPとして表現しましたが、初診から数えて通院回数は最小で6回ほどで治療は終了します。

また、被せ治しや変色歯の場合、神経の再治療を行うケースが多いです。そういった場合はもっと治療回数は増えますが、せっかくセラミックを被るのなら土台である歯根はしっかり治療して長持ちするようにすることをお勧めしています。

 

 

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