ラミネートベニアの美しさ
ラミネートベニアと言う治療をご存知ですか?
歯の表面を0.3〜0.8m程度薄く削り、そこに薄いセラミックを貼り付ける治療です。
適応は神経のある歯になりますが、とてもキレイに治ります。
すきっ歯治療では虫歯のないキレイな歯を治すことが多いのでダイレクトボンディングをおすすめしますが、虫歯で詰め物をした前歯などにはとても有効的です。
昔の症例ですが、歯医者仲間からも評価をもらった写真を紹介します。
この患者さんは背の高い20代男性です。
術前の歯をみていただくと、前歯2本が丸く他の歯との調和がとれていません。
また、正中が曲がっています。
中央の前歯(中切歯)2本はオールセラミックで被せています。
その両サイドの前歯(側切歯)2本がラミネートベニアです。
他の歯はホワイトニングをしています。
患者さんと仮歯の段階で相談して、男性らしい感じの歯に仕上げることになりました。
ラミネートベニアはオールセラミックと比べ歯を削る量が大幅に少ないのが1番のメリットです。
その反面、薄いセラミックを貼り付ける治療法のため不意に硬いものが当たったり、強い歯ぎしりなどでセラミックが取れたり破折したりすることが稀にあります。
この症例の患者さんの場合は治療後、一度もラミネートベニアが取れたり破折したりしていません。
多くの方が審美治療は全てセラミックを被せる治療だと思っていることが多いですが、本来はなるべく歯を削らずキレイにしたいと私は思っています。
そのため、削除量の多いオールセラミックだけでなくダイオレクトボンディングやラミネートベニア、部分矯正などの治療も提案することがあります。
口元をキレイにするためのに治療の引き出しを多く持つことで患者さんの体の負担を少なく、最大限にキレイにすることができると思っています。
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