コラム

column

歯ぎしりが原因のすきっ歯

 

 

 

すきっ歯治療希望の患者さんが来院しました。

昔はこんなに隙間がなかった様で、気付いたら隙間ができ、徐々にその間が大きくなり、現在は1本の歯が長さまで変わってしまいました。

恐らく強度な歯ぎしりと歯周病が複合して歯を移動させたかと思われます。

 

 

 

 

写真ではわかり難いかもしれませんが、下の前歯が向かって右上の前歯を右方向に引っ掛けて押している顎の動きをします。

おそらく、寝てる間の歯ぎしりが向かって右上の前歯を右に右に押していたのでしょう。

 

前にかかっていた歯医者では間を簡単に埋めるだけの処置がされていました。

 

 

 

 

埋めてあるレジンを外して本来の歯の形にすると

 

 

 

 

大きな隙間です。

治療後

 

 

 

治療法 ダイレクトボンディング

治療期間 即日

治療時間 60分

治療費 20,000円(税別)× 2本 = 40,000円(税別)

 

 

治療が終わって患者さんに仕上がりを見てもらうと、とても喜ばれました。

ただし・・・

どうしても、ダイレクトボンディングは貼付けて治すため、治療した2本の歯が大きくなるのが欠点です。

また、今回はすきっ歯の原因が予測でき、①今後もまだ隙間が大きくなる可能性があること、歯ぎしりでダイレクトボンディングが破折したり剥がれたりする可能性があることを伝えました。

本来なら、ここで歯ぎしり防止のマウスピースを寝る時にはめてもらうのですが、患者さんが一度これで様子見たいとのことで次回問題が起った時に検討することになりました。

 

前の記事 :
次の記事 :

一覧に戻る