コラム

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歯並びが悪いと不潔に見える

 

 

「私、歯が汚いので・・」

審美治療を希望する患者さんから聞く言葉です。

私達、歯医者が「汚い」と聞くと一般的には、歯石やプラークなど歯についた汚れを連想しますが、患者さんは歯並びや着色(ステイン)などの見た目でも「汚い」と表現することがあります。

また、そう言った患者さんは前歯に対するコンプレックスからかマスクをして来院する方もいます。

 

 

本当はどうか?

 

実際に歯並びが悪い方は、歯が磨きにくいので汚れやすい傾向にあります。

また、前歯がデコボコした歯並びになっている方は、奥に入った歯の表面に着色も付きやすいです。

 

 

歯並びを治すと・・・

 

歯並びを治すと、当然ですが歯が磨きやすくなりますので歯の汚れは減ります。

今まで治療した患者さんだと、治療後は今まで以上に自分の歯に対する意識が高くなり、歯を大切にするようになることで歯の汚れが劇的に減ることが多いです。

これは何も部分矯正をした方だけでなく、審美治療や一般治療をした方も同じ様に歯の意識が高くなり歯の汚れが激減します。

 

先日も結婚が決まった患者さんから「来年の結婚式までに彼の歯並びを治したい」と治療ついでに相談されました。

理由は、前歯が歯抜けに見えるからと彼の写真を見せてくれました。

実際、歯はあるのですが前歯1本が奥に入っていて、さらにその歯の表面に着色が付いて黒くなっていることで、陰になり歯が抜けている様に見えるのです。

相談の第一声でも「彼の歯が汚いんです」からはじまりました・・

 

多くの方からすると、歯並びが悪いと不潔な印象を持つのだと感じました。

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