コラム

column

2017/11/17

清潔、不潔

 

 

職業柄、清潔な環境を作る必要があります。

最近雑誌やテレビでも指摘された手指消毒や機械や器具の消毒・滅菌、診察室の清掃など毎日だったり、患者さん毎に行ったりします。

歯医者は患者さんの口の中に機械や器具を入れて治療をするため、消毒・滅菌の区別を厳しく行います。

 

消毒と滅菌の違い

 

□ 消毒とは

対象微生物を減らす処置法で病原微生物が感染症を起こさない程度まで減らすことを言います。

有害性がなくなれば消毒と判断する。

 

□ 滅菌とは

微生物を対象として、完全に殺菌または除去した状態を言います。

 

ちなみに、殺菌や除菌、抗菌などいろいろな表現がありますが何が違うでしょうか?

簡単に・・・

 

殺菌(医薬品、医薬部外品のみで使うことを許可されている表現)

菌を殺すこと言い、ただしどの程度殺すかの定義はない

 

除菌

菌を減らすことを言い、どの程度減らすかの定義はない

 

抗菌

菌の繁殖を防ぐことを言う

 

歯科では滅菌が重要な処置法です。

金属製の器具が使われているのは、滅菌して使い回すからです。

最近はディスポーザブルの器具も増えてきて、デンタル サロン モナではインプラントで使用する、骨に穴を空けるドリルをすべてディスポーザブルの物に変更しました。

 

また、

オーストラリアに住んでいた友人が冗談話で、「向こうの歯医者は宇宙服みたいな格好で治療するんだよ 笑」と話していたことがあります。

歯医者も機械から出た水が患者さんの口の中で跳ね返って自分に付きます。

そのため、歯医者である自分達の身も感染から防がなくてはいけません。

 

今後もディスポーザブルや消毒・滅菌など清潔と不潔の観点は注目されていくと思います。

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